あなたは前髪のセルフカットで失敗してしまった事はありませんか?
「前髪長くなったから切りたいけど、失敗するのも怖いなぁ」
「前髪カットの為だけに美容室行くのも、もったいないしめんどくさいな」
こんな時に、自分で切りたくもなりますよね。前髪は伸びてしまうと目に入って邪魔になるし、第一印象もパッとしなくなります。
しかし、失敗するとわかりやすく見た目に出てしまうので切るのを躊躇(ちゅうちょ)してしまう方もいると思います。
今回は、そんなあなたが前髪をうまく切れるように画像付きで解説していきたいと思います!
- 自分で前髪を切りたい方
- 現在前髪がありカットの周期が2か月以上の方
- 過去に前髪を自分で切って失敗した事がある方
簡単なポイントを抑えるだけで前髪のセルフカットは飛躍的に上手くなります!
前髪カットの手順
髪の量が多いのにまとめて切ってしまうと切り口がガタガタになってしまいます。
「量が多いな」と思う人は画像のように上下の2つに分けて上をダッカールでとめておきましょう。
髪をコームなどで1度とかしましょう。
毛が流れている方向に逆らわないようにするのが大切になってきます。
適当におろした状態で切るのもガタガタになる原因ですよ。
髪のクセがある人ほど、引っ張って切ってしまうと思っているより短くなります。
目の荒いコームなどで軽く押さえて固定するようにしましょう。
※画像準備中
パッツンめにしたい人は〖まっすぐに〗ナチュラルめにしたい人は画像の様な角度で〖斜めにハサミを入れて〗切りましょう。
切りたい長さをイメージして赤点の部分を進むように切っていきます。
それでも長く残ってしまった部分だけミリ単位で切って直す。
もう1つは、1度まっすぐに切ってからすきバサミを画像のように斜めに入れる方法です。
こちらも、まっすぐのカットラインをぼかすことができます。
step1とstep4は特に大切なので覚えておきましょう!
失敗しない為のブロッキングの基本形
ブロッキング(髪を分けて止める事)をする事で、切りすぎたり、切ってはいけないところを切る失敗をしなくなります。
美容室でも直せない失敗パターンの上位は切ってはいけないところまで切ってしまっている事です。
何パターンかの前髪を切り分ける事もできるようになるので覚えてみてください。とても簡単ですよ!
今からいくつかの画像をいれながら解説します。
前髪のブロッキングをとる時は、この3点で三角形をとり、それ以外の毛はあやまって切らないように留めておきます。
赤の3点は次を目安にとってみましょう!
縦幅は〖生え際からまっすぐ奥に3~4cm〗横幅は〖両方の黒目の真ん中部分から真上に上がった位置〗です。
これはあくまで基本形ですが、いろんな種類の前髪を切る時もこの3点の位置を変えるだけです!
前髪の種類とそれぞれのブロッキング
前髪によって3点を変えるって言ってもどう変えたらいいの??
では、何種類かの3点のとり方をご紹介しますね。
覚えると良いのは次の4つだよ!
- 適度に隙間のあるナチュラルバング
- 隙間が多くある薄めバング(シースルーバング)など
- 隙間がほとんどないような重めバング
- 個性感が出る横幅ひろめのワイドバング
ナチュラル幅の前髪
基本形の3点の取り方を目安にとると、重くも軽くもないナチュラルめの前髪になります。
「とにかく目に入るのを何とかしたい」「普通の自然な感じでいい」という人にオススメの前髪です。
基本的にこの形でとれば大体の人はカバーできます!
隙間のある軽めの前髪したい時
シースルーバングの様な透け感のある(隙間の多くある)前髪(バング)にしたい時は、ブロッキングは三角形を小さくとるのがオススメです。
ブロッキングは基本形よりも横幅も縦幅も狭くします。
目安としては大体、横幅〖2~3cm〗縦幅〖3~3.5㎝〗くらいです。
髪の量をすいてつくろうとする方もいますが、細かい毛がピョンピョン出るのでそれはオススメしません。
※ブロッキングが小さいので、今まで前髪だった部分で今回切らなかった毛が残ります。残った毛はスタイリング剤などで横に分けて前におりてこないようにしましょう
シースルーバングはスタイリングの有無でおしゃれ感がすごく変わります!
ほとんど隙間のない重めの前髪
重めで隙間感が少ない前髪(バング)です。全体が分け目のできないようなショートだったり、前髪の量を多く見せたい方にオススメの前髪(バング)です。
重め前髪(バング)のブロッキングの特徴は縦幅を長めにとることです。
ブロッキングの目安は横幅〖基本形と同じもしくは両黒目の外側から真上に上がった位置〗縦幅は〖基本形より+1㎝~2㎝長めにとる〗
※元々の髪の量が多い人はこのブロッキングはしないことをオススメします
一度少なめで切ってみて「もう少し重くしたい」と思った時は、横幅は増やさず縦幅だけ増やすのがオススメ!
個性を出せるワイドめ前髪
個性感の出やすく、顔の印象もはっきりと出ます。ワイド感が強くパッツンなものだと〖CMのクレラップの女の子〗や〖三戸なつめさん〗がしていた印象があります。
目安ですが横幅〖両目尻から真上に上がった位置〗縦幅〖3~4cm〗
※横幅を広げるほど個性感を出せますが失敗すると直せなくなるので気をつけてください
【ワイドめ】と【重め】の前髪にする時は、その後に〖軽め〗や〖ナチュラルめ〗にしたくなっても伸ばす必要が出てくるので気をつけてくださいね!
前髪カットに共通のオススメポイント
どの前髪にでも共通してつくっておくと良い部分があります。
前髪横のこの部分があると〖目を大きく見せたり〗〖横の毛と自然になじんで見える〗ようになります。
① 写真のように前髪のブロッキングでとった、3点のうちの赤点2つと矢印の位置(5mmほど外)で細い三角形をつくる。
② ①でとった毛と前髪を一緒におろすと飛び出てくる毛があるのでなじむ程度にだけ切る
つなぎ目を自然にすることが目的なので、切りすぎないよう注意しましょう!
【よくある失敗の原因】と【失敗しない為の注意点】
前髪を少し切るのにこんなに考えて切りたくないと思うかもしれません。
しかし、美容室にいらした時に「自分で切って変になったので直してください」というのを度々聞きます。
直せない失敗をしない為にも知っておいて損はありません!
大事な事だけをわかりやすく簡潔に説明していきますね。
前髪の幅が広くなってしまった
切ってはいけない部分を切ってしまうのは、ほとんどが【ブロッキングをしなかった事】が原因です。
切りたい前髪に合わせたブロッキングをとりましょう。
切り口がガタガタになってしまった
切り口がガタガタになるのは、切る量が多いのに毛をまとめて切ってしまう事が原因の1つです。
この解決法としては、前髪カットの手順step2を参考にしてください。
もう1つの原因としては、【ハサミ自体に問題がある】時です。皆さんが思う以上に道具のせいで失敗してる方も多いので気になる方は、こちらも合わせてご覧ください。
【セルフカットで失敗する原因】上手く切る為のオススメ道具5選!!
前髪が短くなってしまった
仕上がりが短くなってしまう原因としては
【髪を引っ張った状態で切ってしまう】
【濡らして切ってしまう】
【髪が顔にかからないようにうつむき気味で切ってしまう】
この3つが多いかと思います。
- 【髪を引っ張った状態で切ってしまう】→クセがのびてしまい引っ張っている手を離した瞬間クセが戻る
- 【濡らして切ってしまう】→ 乾くと髪はやや縮みます
- 【髪が顔にかからないようにうつむき気味で切ってしまう】 →顔を下げていると思っているより長く感じます
そうならない為には自然に乾かした状態で髪を引っ張らずに顔は正面を向いて切りましょう。
当たり前のことを言ってるように見えるかもしれないけど、やってしまう人は多いです!
変な毛が表面にピョンピョン出てしまった
変な短い毛が出てきてしまう原因は、【根元からすきバサミをいれたり】【量が落ち過ぎるすきバサミ】にあります。
軽くしたい時にすきたくなると思いますが、根元からすいてしまったり、ごっそり毛がすけるすきバサミを使っていると短い毛がピョンピョンと出てきます。
見栄えが悪くなるので気をつけましょう。
前髪を軽くしたい人にはおすすめの手ごろなハサミを載せています
【セルフカットで失敗する原因】上手く切る為のオススメ道具5選!!
ハサミの種類のせいで失敗する割合は高いです!見直すだけで失敗は確実に減ります
まとめ
今回は前髪を自分でお客様も多いので「少しでも失敗せずに切れたらいいな」と思い書いてみました。
- 前髪カットの手順
- 失敗しない為のブロッキングの基本形
- よくある失敗の原因と失敗しない為の注意点
この3つを実践するだけでも上手く切れるようになると思います。
美容室で切るのが一番なのですが、衝動的に切りたくなる事はあると思うので、少しでも失敗せずに切ってもらえたらなと思います。
テンションの下がる失敗を減らして楽しいヘアライフを送ってくださいね♪
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