最近では、お家時間がふえた事や節約意識も高まってきている事で、セルフカットに挑戦する方も増えてきましたね。
セルフカットをしたことがある人なら、こんな失敗をした経験はありませんか?
前髪がたがたになっちゃった・・・
切れば切るほど長さがおかしくなっちゃう・・・
他にもお子さんの髪を切って「写真に残るタイミングで変な髪型になっちゃった・・どうしよう」となったり、前髪を切るのを失敗して「あ~、今誰かに会うの嫌だなぁ・・」となってしまっては悲しいですよね・・・
そういった失敗を無くすために切り方は大切なのですが、使う道具も同じくらい大切なので道具選びは適当にしてはいけないんです。「ひどく失敗してしまい美容室でも直せない」となる前に1度見直しておく事をオススメします。
どんな道具を使うかで仕上がりは大きく左右してきます。それは美容師でも例外ではありません。
私は15年間美容師をしている中でセルフカットをしたお客様を数多く見てきました。直せない失敗をしてしまったり、コンプレックス部分を強調するような失敗をしてしまった方も多くいらっしゃいました。
この記事では、そういった失敗を無くして上手く切るための〖正しい道具の選び方〗から簡単に〖切る時のポイント〗までを解説していきたいと思います。
参考にしてもらえれば、取り返しのつかない失敗をせずに切る助けになります。
- セルフカットで失敗した経験がある人
- 前髪を自分で切りたい人
- 子供の髪を〖かっこよく〗〖かわいく〗切ってあげたい人
- 年間のカット代を節約するためにセルフカットを始めたい人
失敗を無くすためには、まず正しい〚ハサミ〛を選んで〚ヘアクリップ〛〚トリマー〛〚カットクロス〛〚ネックシャッター〛を使えば、今より上手く快適にセルフカットができるようになりますよ!
失敗の原因になっている道具とその理由
冒頭でカットには〖道具がとても大切になってきます〗と言いましたが、まさに道具が失敗の原因になっている可能性があります。
道具選びを適当にしてしまうと【長さが不揃いになったり】【スカスカになったり】【バサバサになったり】といった失敗の原因につながってしまうわけです。私の感覚ではありますが、失敗する原因の4割近くは【道具選び】にあると思います。
- ハサミ
- ヘアクリップ(ダックカール)
- ケープ
- ネックシャッター
- トリマー
〚ハサミ〛〚すきバサミ〛
ハサミとすきバサミが一番失敗に関係があります。どう失敗するのかというと、
ハサミは切れ味が悪いと切り口はガタガタになってしまいます。新しい古いという違いではありません。今から紹介するものや美容師が使うハサミは『サクッ』『スっ』と切れ、ドラックストアや100均などのハサミは『ザクザクザクっ』と切れる感じです。
すきバサミは毛が切れすぎて【スカスカになる】なりやすいです。すきバサミには〚すき率〛というものがあります。簡単にいうとすきバサミをいれた毛のうち何%の毛が切れるという事です。
う~ん・・いまいちイメージがつかないなぁ・・・
ちなみに昔からドラッグストアや100均などで売っているような、〚ハサミとすきバサミ〛セットで1000円以内で買える〚すきバサミ〛は体感40%近くはあるように感じます。半分近くの毛が切れてしまう感覚です。
ちなみに私たち美容師が使用している〚すきバサミ〛は約10%~30%が多いです。
そうは言ってもイメージがつきにくいと思うので画像を用意しました。
どのくらい違うのかを2種類のハサミで実際に切ってみたので、実際に見てもらいましょう!
適度に毛が減っているのがわかりますか?ハサミを真横に入れてもほぼ跡(あと)はつきません。
その分ハサミを開閉する回数で量を調整することができます。
反射的に半分の位置でハサミの開閉を止めてしまいましたが、画像のとおり右半分の毛がごっそりなくなっています。
切った跡もはっきり出ているのがわかるでしょうか?
1回の開閉でこれだけ切れてしまうと調整どころではありません。
どちらの画像も1回づつハサミを入れただけです。それでも結果が大きく違うのが分かると思います。
そうだとしても、美容師さんみたいに高いハサミなんて買えないよ…
と思うかもしれませんが「高額なハサミを使おう!」と言うつもりはないので安心してください。詳しくは〖オススメの道具3選〗で解説しますね。
〚ヘアクリップ(ダックカール)〛
〖ツーブロックを入れる時〗〖前髪を切る時〗に特に使ってほしい道具です。セルフカットに慣れてないうちから〚ヘアクリップ〛で髪を止めずにカットしてしまうと、切ってはいけないところを切ってしまう事が多いんです。
自分でバリカンを使って適当にツーブロックいれてるんだけどダメなのかな??
ダメではありませんが、左右で長さが違ってしまう失敗の原因はここにあることが多いんですよ!
切る前に左右対称に〚ヘアクリップ〛で止めることで綺麗に仕上がりますよ!
ツーブロックや前髪の失敗は取り返しがつかなくなることが多いです。失敗をカバーできる毛がなくなってしまいますからね。
〚カットクロス〛〚ネックシャッター〛
お子さんのカットでは〚ケープ〛と〚ネックシャッター〛があると便利ですね。
この2つは簡単にいうと体に毛がつかないようにするための道具です。
これはカット失敗に直接影響するわけではないのですが、お子さんが小さいと時間が長くかかったり不快感があると嫌になって動きたくなります。
1度でも背中に毛が入ってしまうとお子さんはずっと気になってしまうみたいです
動いてしまうと切りにくくてを途中で中断する事になったり、危なくて綺麗に切るのが大変だと思います。
〚ケープ〛と〚ネックシャッター〛はそういったお子さんの不快感を軽減してくれるので、お子さんのカットで失敗しない為に必ず役立ちます。
トリマー
トリマーは特に髪を短くする方が持っていると便利な道具です。
これも失敗しない為というより、さらに綺麗にする為のものです。特に〚ツーブロック〛や〚バリカンを入れる長さ〛にする人に最適ですね。
例えばバリカンを使うような長さにする時に、えり足周りやモミアゲに余分な毛が残っていると、せっかくの【さっぱり感もぼやけてしまいます】。
「通常のカミソリだと使うのは怖いな」となるところを簡単に安全に綺麗にできるんです
オススメの道具5選
これからご紹介するカット道具があれば、あなたのセルフカット生活は快適になります。
初めに少し費用が掛かりますが、今後の〖年間のカット代〗や〖美容室に行く時間〗を節約できる事を考えれば十分そろえておく価値はあります。
オススメの道具を理由を含めて解説していきますね。
ハサミセット
一番大切になってくるハサミですが、いくつか調べてみた中で 〚KnightRise(ナイトライズ)〛さんのカットシザーセットがオススメです。
- 楽天月間優良ショップ〖2022年4月時点〗
- すきバサミのすき率が15%~18%
- ステンレス4CR製
- 最低限あったほうがいいもの(ヘアクリップやカットコーム)がセットになっている
- 1年間の保証付き
- 簡単なヘアカットマニュアル付き
これだけの内容で〖カット1回分ほどの料金〗なら十分買う価値があります。
ステンレス製のハサミで綺麗に切れて、カット時間も確実に短くなります。
すきバサミも〖すき率〗が15%だと【長さがバラバラ】【見栄えの悪いスカスカ具合】といった失敗をしにくくなります。特に毛髪がまだしっかり育っていない小さなお子さんの髪を切る場合は絶対にこちらを使ってほしいレベルです。
失敗しない為にも15%~18%のすき率はオススメできます。
メーカー | KnightRise |
内容 | ・ハサミ ・すきバサミ ・ヘアクリップ2本 ・ヘアコーム ・収納ケース ・ヘアカットマニュアル ・調整器具(ハサミのネジ用) ・掃除布 |
素材 | 高品質ステンレス4CR |
すきバサミのすき率 | 15%~18% |
保証 | 365日【返品・返金は原則7日以内に連絡】 |
販売元 | 日本(製造のみ海外) |
これだけのものをこの価格で揃えられるのはコスパが良いです!今がドラッグストアや100均のものを使っているなら違いはすぐにわかるはずです。無料交換や全品返金保証もあるようです。
すきバサミのみを使ってみたい方はこちら↓。小物はセットになっていないのでご注意ください!
毛の量が多い方の場合は「全然量が減らない!」となる恐れがあるので〖すき率〗20%以上のものをおすすめします!
※返品・返金の補償内容などに関しては購入前にご自身でしっかりご確認ください。
キャンセル・返品(返金・交換)についてはこちらのリンク先の下部にあります。
※販売ページに【~その後の不具合も日本人スタッフが24時間以内にできる体制を整えています】とありますが、確認したところ到着から24時間以内なら対応しますではなく24時間以内に返信などの対応をしますの意味だそうです。
ヘアクリップ〖ダッカール〗
〚ヘアクリップ(ダッカール)〛は切ってはいけない部分を分ける為に必要です。
ざっくりと感覚で範囲を決めて切る人も多いのですが、切ってはいけないところまで切ってしまい直せなくなる方も多いんです。
しっかりヘアクリップで分け止めて(ブロッキング)から切る事でそういうミスが無くなります!
オススメは無印さんのヘアクリップ!
色んな種類のヘアクリップを使ってきた中でも、程よい細さなのにキツすぎずにしっかり止まるので、もう何年も愛用してます
カットクロス
〚カットクロス〛とはカットをする時に髪がつかないように着るものです。
すでにセルフカットをしたことがある人は、髪が洋服についたりしないように工夫している場合が多いのではないでしょうか?ビニール袋に穴をあけて被ったり、服を脱いで切ったりといくつか方法はあると思います。
私も昔ビニール袋に穴をあけて被ったり、服を脱いで切ったりした経験がありますが、それでも首元から髪が入ってきたり体についてしまってかゆかった記憶があります。
そんな時にカット用の〚カットクロス〛を着用すれば毛のつく心配がなくなります。
- 首元から毛が入ってこなくなる
- 服につく心配をして下を向きながら切らなくて良くなる
- 片付けが楽になる
こちらは受け皿のようになっている部分があるので、ある程度は毛が下に落ちるのをふせげるようです
切った髪がおちても、その後さっと掃除ができそうなベランダや玄関で切る場合はこちらの形がオススメです。自分の時もいいのですが、家族のカットをする時なんかは良いですね。
こちらのパターンは美容室などでも使う体を完全におおえるタイプので髪がつく心配がかなり減ります。
いくつかあるカットクロス中でもコチラがおすすめの理由は〖首元の止める部分がマジックテープ〗〖袖部分もある〗からです。この2つがそろっている方がさらに毛が服の中に入りにくいんです。
ネックシャッター
男の子のカットをするなら便利になってくるのが、切った毛が背中にはいらないようにする〚ネックシャッター〛です。大人なら多少髪が背中に入ったりしても、多少は我慢もできますが子供はそうもいきません。
私も普段仕事で小さな子の髪を切らせてもらいますが、顔や背中に毛がついた時には、とれるまで動き続けてしまいます。大人だってかゆいので子供がそうなるのも当然です。
〚ネックシャッター〛があると全然違ってくるので、お子さんの髪を切る時は是非つけてあげてください。
結果的にあなたも快適に切らせてもらえるので一石二鳥ですよ。
これは首の細いお子さん用のサイズになるので、大人の男性が使う場合は大きいものを選んでください。
〚ネックシャッター〛があると本当に首の隙間から毛が入らなくなります!
トリマー
〚トリマー〛とは電動カミソリの事なのですが、特に男性のセルフカットをする時にあると便利です。
最近ではツーブロックの部分だけはセルフバリカンでやっているという方が多くいます。えりあしの刈り上げなんかもそうですね。
しかし、その後の産毛の処理やはみ出している毛の処理をしてないので、いまいち綺麗に見えない髪型になってしまっている方が多い印象です。
トリマーで整えることでセルフカットの仕上がりもワンランクあがるので、是非意識してみてください!
眉を整える時にも使えるので持っておいて損はありません。
そこまでしないといけないの・・?ちょっとめんどくさいなぁ・・
その気持ち分かりますよ。私も面倒くさがりなんで・・
でも、そんな方ほど〚トリマー〛はいいんですよ!
眉もモミアゲ周りも〚トリマー〛があると30秒あれば整えることができます。
簡単なので、えり足周りのうぶ毛も家族にお願いして剃ってもらいやすいですよ!
もっと価格を抑えたものはありますが、切れ味がすぐに落ちてしまったりや刃の部分の長さが短かったりします。刃は消耗品なのですが〚パナソニック ES-WF51-N フェイスシェーバー〛の場合は替刃のみで買うこともできるので長く使えます。
上手く切る為のポイントリスト
ここからは上手く切る為に気をつけた方が良い事を簡単に解説します。
- 簡単でいいのでブロッキングをする
- 髪を一気にまとめて切らない
- すきバサミを入れる時は、切る部位によって〖根本から〗〖真ん中から〗〖毛先だけ〗を使い分ける
- くせ毛の方は引っ張って切らない
- 前髪は濡らした状態で切らない
【切り方のポイントを詳しく解説する記事をただいま作成中の為、今しばらくお待ちください】
道具をそろえて上手く快適にセルフカットしよう!
セルフカットを失敗する原因には道具も大きく関係していて、適切な道具を使うだけでもあなたのセルフカットの腕は格段に上がります。
- 失敗する原因
- 上手く快適に切る為のオススメ道具5選
- 各道具のオススメの理由
あなたが年間のカット代を節約しながらも快適に過ごせるように、セルフカットの重要ポイントになる道具の解説をさせていただきました。
技術のポイントについてはその次です。美容師でも市販のハサミを使って普段と同じようなクオリティは出せません。見れるくらいにはできたとしても綺麗にはなりません時間もかかるでしょう。それくらい道具は重要です。
声を大にして言わせていただきます。セルフカットを失敗した事のある人は、1度道具を見直してみてください。正しい道具を使えば快適さも分かり、仕上がりもに良くなります!
あなたのセルフカットもハッピーなのもでありますように♪
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