こんにちは!モニュモニュしたもっさんです。
突然ですが、美容室で「なんて言えばいいだろう?」と思いつつも「行ってから決めればいいか」で上手く意思疎通が出来なかった経験はありませんか?
今回はそういった経験のある方へ「こんなはずじゃなかった・・。」を減らす為の知識【パーマやその他メニュー編】です。
美容師の私なりに考えてどういった所を押さえると伝わりやすいのか?お客様サイドでできる事は何があるのか?を考えて書いた記事です。
思い通りのパーマをかけてもらう為に考えた方法を書いているので、是非最後までご覧下さい!
失敗を減らす為のの過去記事もありますので、よろしければ合わせてご覧ください。
※本記事はもっさんの個人的な考え方になります。これが世の中の正解だー!というものではないのでご了承ください。
それではGOです↓
パーマで起こりやすい失敗は?
- 思っていたよりウェーブが強かった
- 思っていたよりウェーブが弱かった
- ウェーブがすぐにとれてしまった
- 髪がすごくダメージしてしまった
- ただ広がって画像やヘアカタログの様な、良い感じのパーマスタイルにならない
ざっくりと上記の様な例が多いかなと思います。
失敗の原因は??
- 美容師側の技術的なところや事前の髪の診断ミス
- イメージの共有ミス
- ホームケア剤やスタイリング剤によるミス
こちらに関しては大体は【カラー編】と同じですね。
それくらい、ここを解決すればするほど失敗の確率は下がります。
被る部分が多くなる為、ここでは【カラー編】と違う部分だけ説明させて戴きます。
美容師側による技術的な失敗
【カラー編】に無かったものでいえば、ロッド選定と回転数です。
美容師側はパーマの時、分けとった髪の長さに対して、これくらいのウェーブやカールにする為には、今のあなたの髪質だとどの薬剤を使い、何回転巻く為にどのロッド(パーマの時に髪に巻く円柱型などの道具)を使うかなどを最低限でも考えます。(例えばここにこれくらいのカールやウェーブが欲しいから2回転巻きたくて髪はこの長さだからこの太さのロッドを使おうかなという感じです)
細かくは他にもあるのですが、一応、基本部分が上記になります。
イメージの共有ができていなかった事によるミス
こちらも【カラー編】に共通する部分があるのですが、画像でのイメージの共有がなかった時に起こりやすいです。
パーマは、どの部分にどれくらいの強さで巻くのか?巻く方向は?毛先中心にかける?根本からかける?カールや引っ張る強さは?ベースのカットは?などなどの様々な考えの組み合わせから成り立っています。
ですので、もしあなたがなんとなくでも頭の中にこうなりたいな、というイメージを持っていた場合(特にこういうヘアスタイルが良いという様なイメージを持っていなくてとりあえず毛先に動きがあれば良いという場合は別です)
「毛先にゆるい感じでかけたいです」
とざっくりと言葉だけで伝えてしまった場合は、イメージと違ってしまうかもしれませんね。
後は、よくお客様との会話であるのですが、
「落ちやすいのでしっかりめにかけたいです」
「強めにかけたいです」
この時に、《しっかりめ》や《強め》をどう捉えるのかは人によって変わりやすいので注意が必要です。
カールが強めのパーマ(ウェーブ感の強い細かめのカール)と捉える方もいれば、大きなカールだけど落ちにくい様にという意味でパーマのもちと捉える方もいる、という違いですね。
そこで、画像を見せるだけでどういうイメージをもって「こういう風にしたいです!」とおっしゃったのか、考えを絞ることができるのです!
ホームケア商品が原因の失敗
こちらも【カラー編】同様、ホームケア商品(お家でお使いのシャンプーやトリートメントやリンス等)によって、薬剤の反応の妨げによる失敗です。
その他メニューで起こり得る失敗は?
失敗という程のものではないかもしれませんが、1番よくあるのがサロンメニューのトリートメントやヘッドスパによくあるかもしれませんね。
トリートメント編
トリートメントに関することでお客様側から良く聞くことがあるのですが、
その日にサロントリートメントをされるかお伺いした際に、
「お店のメニューのトリートメントはした事あるんですけど、すぐ落ちてしまったので今回はしなくて大丈夫です」
しかし、ここには少し勘違いが含まれている事があります。
そもそもサロンのシステムトリートメントがどういった役割のものかを説明してもらえていない場合もあるので、そういった事が起こります。
その場合はもう説明しない美容師さんがよくないですね。
勿論きちんと説明している美容師さんも多くいらっしゃいますからね!
余計なお世話かもしれませんが、今までにサロントリートメントについて聞いた事がない方の為に簡単に説明させていただきます。
ダメージ毛について先に知っておこう!
また、例え話の説明になりますが、
今回は何種類かのお米を使ったお寿司の細巻を思い浮かべて下さい。
かっぱ巻きでも鉄火巻きでもお好きな物を思い浮かべて下さい。
髪一本の構造を簡単に説明すると、これが個人的には伝わりやすいかな?と思ったわけです。
今回は、イメージとして覚えていただきたいので専門的な言葉は使わずに説明します。
【カラーやパーマの薬剤】【ドライヤーやアイロンなどの熱】【紫外線】【シャンプー又は睡眠時の枕での摩擦】など、色んな理由で髪はダメージします。
基本、髪は外から痛んでいくので、海苔が新品なのに中のご飯部分はスカスカという事はほとんどありません。
結果的に海苔が破れやすくなる→中のご飯が流出しやすくなる
といった現象が起こりえます。
例えば
- 海苔がボロボロの細巻
- 中がスカスカでしっかり握られていないご飯
などイメージしていただくと脆くなっているのも想像できるかと思います。
上記の説明での様々なダメージによって、海苔やご飯に影響が出てきて脆くなっていくわけです。
サロントリートメントの役割とは?
ここで、サロンでのトリートメントのお話に戻ります。
サロンで料金のかかる別メニューのトリートメントの役割は、
ダメージにより、流出したり損傷しているご飯部分に、数種類の足りなくなっているご飯を1種類づつ順番に詰め直し、擬似的に海苔全体をコーティングで破れる前の状態に近づける。
といったイメージです。
ですので、お客様がすぐに落ちてしまったと思われるタイミングは、大体がこの海苔部分の補強が日常のシャンプーなどによりコーティングが剥がれ落ち始めている時だと思われます。
海苔部分が手触りや、髪のからまりという部分に大きく関係してくるからです。
しかし、この時点では詰め直したご飯までもが抜けきってしまっているわけではありません。コーティングが取れる事で元々破れていた海苔部分から徐々に抜けていってしまうのです
その為にもホームケア剤も重要という事ですね。
状態にあったホームケア剤で海苔をしっかり補強する事とご飯の補充をしましょう!
それだけでサロントリートメントで中に入れたご飯を長持ちさせる事ができるのでサロントリートメントをする意味もあるでしょう。
しかし、髪の為にケアをした方がいい!と言われても、トリートメントをしたい理由は人様々だと思います。
とにかく毎日の手触りの良さを求める方に、サロントリートメントのみをオススメしても、1週間から2週間ですぐ落ちたと感じられても仕方がないでしょう。中はケアされてる状態なんですよ!と説明しても、その方にとって重要なのは手触りですから。
その場合には、毎日お家でお使いできる物で求める手触りが得られるホームケア剤の方がいいかもしれないですしね。
これは正直、美容師さん側的には賛否両論だとは思いますが、自分はそういう考えです。
どうゆう考えの美容師さんが良いと思うかはお客様が決める事ですから。
ただ、ダメージケアが大事である事に間違いはありません。
髪内部の本来染料が吸着するはずの部分がダメージによって欠損しており色自体が入らなかったり、色がすぐに落ちてしまったり。パーマだと髪内部のカールをつけるのに必要な要素がダメージにより減少してしまっている為に、カールを固定したり維持ができなかったりという事になります。
さらに髪のまとまりやツヤ感などが無くなったりと手触り意外にも影響してくる事もあるのでケアするのは、やはり大切なのです。
予算に余裕のある方は、勿論両方が1番オススメではあります!
「そういう細かい話はそうなった時に考えるから、とにかく毎日の手触りを良くしたい!」という方は、今の髪質を見てもらい状態にあったホームケア剤を使ってみると良いと思います。
ヘッドスパ編
ヘッドスパに関しては思い浮かぶのは主に2つ程になります。
1マッサージの力加減
これに関しては強いなと思った時に臆せず伝えましょう!
「少し弱目でお願いしたいです」
「もう少し強めでお願いします」
と。我慢は良くないです!
もう一度言います。
遠慮せずに伝えましょう!
2商材(今回はヘッドスパに使うシャンプーやクリームやオイルなど)の違いによる工程の違い
ヘッドスパのそもそもの意味は,
「頭皮のクレンジング」や「頭皮のマッサージ」や「それに伴う髪の修復」という様なものです。
今では様々なヘッドスパの商材が出ている為、その商材ごとに工程が違っている事があります。
ですので、マッサージをする事がヘッドスパという認識だった場合は注意して下さい。
ヘッドスパのトータルの施術時間は同じくらいだけど、初めてヘッドスパをしてもらったお店ではシャンプーなどが短めでマッサージの時間が長かったのに、違うお店ではシャンプーや他の工程が長めでマッサージが短かった。
といった事は十分あり得ます。手を抜いていたりする訳ではないのでご注意下さい。
初めてのお店で「ヘッドスパをしたいな」という時は一度そのお店のヘッドスパの工程を聞いてから決めると良いですよ!
まとめ
いつも長々とした記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!
同テーマの括りで3記事目では被る部分もあったとは思います。申し訳ありません。
ただ、被っている部分は共通して大事な事になるという事なので特に抑えておくと失敗が減ると思います。
初めての美容室選びで役立つかもしれない小ネタは今回でひとまず最後になりますが、次回以降もヘアサロンのカテゴリで記事を書く時は、皆様の役にたつ小ネタを聞いて見つけて書いていこうと思っていますので、又是非ご覧ください!
記事の中から一つでも役に立てたら嬉しいです。
それでは貴方のヘアライフが素敵なものになります様に♪
また、お会いしましょう!
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