モッさんブログへようこそ!!
こんにちは、もんっずっとしたモッさんです!
皆様、美容室でこうしたいなと伝えるのは得意ですか?伝えたつもりがうまく伝わらなかったなどという経験はありませんか?
本記事を読んでいただければ、初めての美容室でも上手くイメージを伝えたり、次はどんな感じにしよう考える際にも役立つと思うので、是非、ご覧ください!
同テーマの過去記事もありますので、よろしければ合わせてご覧ください。
本記事はもっさんの個人的な考え方になります。これが世の中の正解だー!というものではないのでご了承ください。
それではGOです↓
カラーで起きやすい失敗は?
主に聞く失敗例にはどのようなものがあるでしょう?
貴方は過去に以下のような経験はおありですか?
- 思っていたより暗くなった
- 思っていたより明るくなった
- 思っていたいた色と違っていた
- すごく髪がダメージした
- 色が直ぐに落ちてしまった
- ムラになった
よく耳にするのはこういった例が多いです。
失敗の原因
では、その原因とは何でしょう??
- 美容師サイドの技術的なミス
- ホームケア商品によるミス
- イメージの共有ミス
割合的に多いのは、思いつく限り大きくこの3つではないでしょうか。
では、掘り下げて少し解説していきますね!
美容師サイドの技術的な部分による失敗
これは、細かく説明するのは分かりにくいかと思われるので簡単に説明します。
・単純に、薬剤の調合が想定していた感じに出なかった。
・事前の診断ミス。ダメージ具合、前回のカラーの残り、家で使っているシャンプーやリンスやトリートメントで起こる悪影響を見誤って失敗してしまった。
ホームケア商品による失敗
ホームケア商品とはお家で使われている髪に使うケア商品を指します。シャンプーやリンスやコンディショナーやトリートメントなどなどですね。
市販品が全て悪いというつもりはありませんが、市販品の中には髪の表面にバリアのように成分が残ってしまい、美容室でのカラーやパーマ主に薬剤を使う施術で薬剤が髪に作用するのを邪魔してしまうものがあるのでご注意ください。
これに関しては見た目のみではほぼ分からないので、聞かれなかった場合は伝えるのもいいかと思います。
イメージの共有ができてなかった事による失敗
モッさん的にはこの理由が多いのではないかと感じます。
これも以前【カット編】でもお話させていただいた事と似ています。
まず、先にざっくりとカラーの仕組みを簡単に説明していきますね。
ヘアカラーは料理に近いところがあります。
「ちょっと何言ってるかよくわかんないです」
おっしゃる事は分かります。
ただ、もう少しだけでいいのでお願いします!お付き合いください。
例えば、雑誌やSNSやネットで作りたい料理を見つけたとします。
既製品でない限りは、その料理を作るために記載されている材料や調味料がないとレシピと全く同じものは作れませんよね?
レシピを見ながら料理を作りたいけどそこに記載されている材料や調味料がほとんど無いのと一緒です。
「素材の味を生かした料理だってある!」
「調味料がなくても作れる料理はある!」
というのはご勘弁くださいm(_ _)m
例えで使わせていただいただけなので、料理を侮辱しているわけではありません!
それでは、ヘアカラーでいう材料や調味料は一体何なのか?
それがこちらです!
- 髪質(髪の太い細い・クセのありなし)
- 髪のダメージ具合
- ヘアカラーの履歴
- 現在どれくらい前回のカラーの残りがあるのか?
- 髪の明るさ
- ホームケア剤の残りはないか?
- カラー剤(お店で取り扱ってるカラー剤のメーカーによっても色味が異なる)
- 周りの光加減(太陽光なのか白色灯なのか蛍光灯なのか室内なのか室外なのか)
細かくいうと、もう少しあるかもしれませんがざっくりとこれくらいはあります。
これら材料が揃って、ようやく料理(思い通りのヘアカラー)を完成させる準備が整うわけです。
ただ、それら全部を考えてカラーを選んでくださいと言っているわけではないですからね!
基本的にはそれ考えるのが美容師なので!
こんなの全部考えてたら失敗したくなくても流石に誰でも嫌になっちゃいますよね(p_-)
では、お客様側でしていただける事はないのか?
あるんです!
皆様が考える以上に、していただけると有難い事が!
これにより完成度もより上がります。
大きく分けると3つです!
それがこちら↓
- カウンセリングでしたいカラーを伝える際に名前のみで伝えない
- 上記で説明させていただいた材料が必要になる事を覚えておいていただく
- 明確に伝える為に画像を準備しておく
補足しておきますので、理由を知りたい方はご覧ください。
1【カウンセリングでしたいカラーを伝える際に名前のみで伝えない】
今では、雑誌やSNSやネットでもヘアカラーの特集や画像を、見かけたり探す機会が多いと思います。
大体のものが写真とヘアカラー名が載っています。
罠はそこにあります!
それを見てしまうとある程度多くの人は、
この髪色ってこういう名前なんだぁ
と思ってしまい、美容室に行った際に
「〇〇っていう色にしたいです!」
と伝えてしまう事も少なくはないと思います。
しかし、そのカラーの名前(例えばアッシュなど)で画像検索してみてください、見た目が全然違うものも多く出てくると思います。
上記リストで挙げた材料によって、アッシュと一言にいってもそれだけ見た目が変わってしまうのです!
中には雑誌やヘアカタログに載せる際に、そのヘアカラーにオリジナルの名前をつける美容師さんもいらっしゃるので、そのまま伝えても
「???」
と思われてしまう事もあります。
そういった意味で名前だけで伝えるのは危険と覚えておいでください!
2【上記で説明させてもらった材料が必要になる事を覚えておいていただく】
材料が1つでも足りなければ、全く同じカラーには出来ません。
1つ例を挙げてみます。髪の明るさという材料の部分ですね。これは結構重要な部分です。
料理の例えと違ってきますが、
下記のような4枚の画用紙があったとします。
- 真っ白な画用紙
- 濃い茶色の画用紙
- 黄色の画用紙
- 黒の画用紙
これに、同じ色の蛍光色のマーカーでラインを引いてみてください。もしくは引いた事を想像してみて下さい。
白は綺麗に色が出ていて、黒は色自体が見えない、他2つの茶色と黄色の画用紙は引いたはずの色と違って見えませんか?
さらに、違うメーカーの蛍光マーカーも引いてみてください。色みや色の鮮やかさも違うと思います。
厳密には違うのですが、イメージとしてはそれに近いです。
例えば画像では、ぱっと見暗めに見えるグレーのヘアカラー画像があったとします。この場合、グレー感がどのくらい感じているか確認が必要です。もし、良いなと思った画像が黒髪より少し明るいくらいのカラーだけどグレー感がすごく出て感じる場合は上記(画用紙とマーカー)の理由から、染める前の髪の明るさが明るかった可能性があるのでご注意ください。
色味にもよるのですが、基本色味をはっきり感じやすいものは下地の髪の明るさが明るいのかもしれないな。と覚えておくと考えるのに役立ちます。
その中で、少しでも近づける為にも材料を揃えのに想定外に必要な施術も出てきます。
「今の髪の明るさが暗くてそのままでは希望の色は難しいので、ブリーチの工程は必要になりますがどうされますか?」
などですね。
その場合、料金も時間もかかってくるので、断るのが苦手な方、予算や時間に限りはある方はその事を頭の片隅に置いておいてください。
3【明確に伝える為に画像を準備しておく】
画像を2〜3枚準備しておくと、より明確にカラーのイメージを伝えられます。
1枚ではない理由は、枚数が多ければ多いほど、あなたが描いているものを正確に汲み取りやすくなる為です!
選んだ数枚の画像のヘアカラーが、ほとんど見た目が一緒で完全にこの色にしたい方なんだなと理解出来たり。
選んだ数枚の画像のヘアカラーが、色味の系統は一緒だけど明るさや色の鮮やかさが違っていたら、色味はこの系統がいいけど完全に一緒じゃなくてもいいのかな?と理解できる部分があったりですね。
オススメの伝え方
例を書きますのでご参考にしてください。
あなたがしたいヘアカラーの画像を2枚から3枚準備。
画像を見せながら、
「こんな感じがいいんですが室内で過ごす事が多いので室内でこれくらいに見える様にしたいです。少しでもダメージは少なくしたいので出来たら一回のカラーでしたいんですが、できますか?」
「私は特に時間制限はないので、美容室さん的に予約とか大丈夫ならこの色にしたいです。ブリーチとかも必要ならしても大丈夫です。」
「〇月〇日にイベント事があるので、それに合わせたいんですが、このカラーだとそこまで色は持ちますか?もし、持たなそうだったらこの系統の色味で少しでも持つ色にしたいです」
などの様に画像を見せながら、ライフスタイルに合わせて、ヘアカラーしたあなたを見てほしい人、見せたい場所、こうなるのは嫌、今日の時間や予算の余裕を織り交ぜて、できる限りを伝えましょう!
考えてる内に分からなくなってきてしまった方は、画像とこうなるのは嫌!というのを準備するだけでも違ってくると思いますよ。
そうする事で、あなたの理想のカラーや想いを少しでも正確に伝える事ができると思います!
本記事で書いた注意点を1つでも多く伝え、美容師さんサイドからもこうなるかもしれないよ?(起こり得る結果の違い)という説明がなかったにも関わらず、違う色だった!
という場合は迷わずお直しをしてもらいましょう。その場合は美容師さんに気を使う必要はありません。美容室側も申し訳なかったなと思うので。
基本的には追加料金もかかりません。(美容室によるというのが現実ですが)
しかし、例外として、その日は仕上がりに満足して帰ったけど周りの評判がよくなかったからという理由や会社などで怒られたので初めに伝えた色と違う色にしたいという理由の場合は料金がかかる場合もあるので注意しましょう!
まとめ
今回も最後まで長々とした文にお付き合いくださり、ありがとうございます!
美容師の技術は色々な組み合わせから考えられています。
ですので、あなたからいただける1つでも多い情報が本当に役に立ちありがたいのです。
ヘアカラー1つとってもこういった事があるのかぁ!と理解下さる事もとてもありがたいのです。
初めて担当させていただいたお客様では特に、これを説明しようと思うと自分の様に長い説明になってしまったり、簡略化して本当の意味がちゃんと伝わらなかったり・・
見て触って分かる髪の事はともかく、どこまで理解していただいている方で、どういった性格の方なのか、というのは初めの数分話した程度では分からないですからね。
全部で無くても良いので、今回の記事から1つでも参考になれば良いなと思います。
あなたのヘアライフが素敵なものになります様に♪
またお会いしましょう!
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